事業年度（決算）
会社は、1年以内の期間（通常は1年）であれば、一事業年度を何月から何月までにするのかということを任意に決めることができます（個人事業の場合は1月1日～12月31日までと決まっています）。
会社は、この事業年度の最後に「決算」を行い、確定申告を行います。事業年度の最後の月を「決算月」と言います。
この事業年度については「定款」に必ず記載しなければいけないものではありませんし、登記することもありません。ただ、ほぼ100％の会社が定款に事業年度を記載します。
決算月は、いつにしたらよいのでしょう？
『株式会社の決算月といえば、普通は3月ではないのでしょうか？』
こんな風に思い込んでいる方もいらっしゃるかもしれませんが、特に3月決算にこだわる必要はありません。
例
設立日が3月14日で事業年度を3月1日から翌年2月末日とすれば丸一年の事業年度があることになり、最初の決算は来年の2月末日にすればいいことになります。
しかし、設立登記時に「事業年度」を4月1日から翌年3月31日としたらどうなるでしょうか。
設立して約2週間程度で最初の決算がきてしまいます。設立後の様々な手続きで手一杯のところ、わざわざ決算をむかえる必要もないでしょう。ただ、それに代わるメリットがある場合もあります。
事業年度の設定に対する考え方は多種多様です。詳しくはご相談下さい。
